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自然素材の漆喰のメリットデメリットとは?

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自然素材の漆喰のメリットデメリットとは?

自然素材の漆喰のメリットデメリットとは?

2025/07/29

こんにちは

有限会社MKCSの森本です

 

漆喰についてのメリットデメリットについて書かせていただきます

 

一言で「漆喰」と言っても実は、世の中にはさまざまな「漆喰」があります。

 

揮発する成分が混じっていないもの、

塗りやすくするために接着剤が混じっているもの、

 

とても「自然素材の漆喰」とは言えないようなものまで「漆喰」として販売されているのが実態です。

 

ですが、ここではひとまず、接着剤が混じっていない「漆喰」のメリットデメリットについて説明していきます。

 

 

メリット

1.燃えない

2.(室内で)カビにくい

3.調湿効果がある

4.静電気を帯びない(ホコリ・ニオイを付けない)

 

デメリット

1.ひび割れのリスクが高い

2.塗り手によって仕上がりが変わる

3.木と漆喰の接合部に隙間が空くことが多い

4.安物のビニールクロスと比べ値段が高い

 

 

メリット1.燃えない 

主成分が石灰岩となるので、そもそも燃える要素がありません

国土交通省が公開している「不燃材」の一覧の中に、

コンクリートや瓦などの一覧の中に「しっくい」とひらがなにて記載がされています。

https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/pdf/201703/00006465.pdf

 

壁の素材が燃えないということにピンとこない方も多いでしょうが、ビニールの素材のものってどうでしょうか?

燃えにくい処理(難燃処理、難燃剤)がされている素材もありますが、

そもそも燃えないと区分されているもののほうが安全だとは思いませんか

 

 

メリット2.(室内で)カビにくい

しっくいは弱アルカリの性質となります。水で練った状態では強アルカリ性です。壁に塗り水分が抜けて固体となれば弱アルカリになります。

 

炭酸カルシウムが主成分となります。

消石灰と表現するとわかりやすいかもしれません。

 

鳥インフルエンザが発生した際、TVのニュースで養鶏所などで白い粉が巻かれているのを見たことはないでしょうか?

鳥インフルエンザが広がらないように消毒用に撒かれたものと同じものです。

アルカリの成分で菌を死滅させます。

 

壁に塗っている漆喰が弱アルカリ性となることでカビが発生しにくい環境となります。

 

発酵食品を作るには漆喰の環境は最適となります。

上手に作れば生ハムも作れます。私は何度も作りました。

高温多湿の日本の気候でも作れます。

 

 

メリット3.調湿効果がある

漆喰をはじめとする多孔質と言われる素材にはある程度の「調湿」効果が見込めます。

炭などがそうですね。

珪藻土も同じような感じです。

砂岩と言われるようなもの、またサンゴが固まって石化したものも同じように多孔質で調湿効果が見込めます。

 

 

メリット4.静電気を帯びない(ホコリ・ニオイを付けない)

漆喰の主成分は無機質の天然素材でできており、一般的なビニールクロスのように塩化ビニール(塩ビ)を含みません。さらに、漆喰は多孔質構造を持つ自然素材であるため、空気中の湿度や臭いを吸収・分解しやすく、室内環境を清潔に保つ効果が期待できます。

 

この特性から漆喰を使用した壁は、静電気がほとんど発生しにくいという特徴があります。


正式な試験データではなく、これまでの多数の施工事例やお客様の体験談をもとにした実績ですが、結果として「ホコリや臭いが壁に付着しない住宅空間」を実現していることがわかっています。

一方、ビニールクロスや接着剤を使った壁は、微弱な静電気を帯びやすく、ほこりやタバコのヤニ、ペット臭などが付着しやすいと言われています。
その違いが、住んでから数年経った住宅の快適さに大きく影響します。

 

実際に寄せられた効果・口コミ

ポスターや時計を外しても壁にほこりの跡が残らない

タバコのヤニが壁に付着しない

室内で焼き肉をしても翌日には臭いが消えている

ペットを飼っていても室内に特有の臭いが残らない

老人ホームでも「独特の施設臭がしない」と評判に

歯科医院や美容院で薬剤の臭いが軽減された

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▼事例1:タバコのヤニが付かない壁

漆喰を塗ったモデルハウス内の休憩室で、スタッフ3名が1年間毎日喫煙していたにもかかわらず、漆喰の壁にはヤニ汚れが一切見られませんでした。
代わりにヤニが付着したのはコピー機や紙カタログなどの備品だけで、漆喰壁はきれいなまま保たれていました。

 

▼事例2:老人ホーム特有の臭いが消えた

室内に漆喰を塗った老人ホームでは、引き渡し後、業界関係者から「ほかの施設と違い、あの独特の臭いがまったくしない」と好評を得て、専門誌で取り上げられるほど話題になりました。

 

▼事例3:ペットを飼っていても臭わない

引き渡しから8年が経過したお宅を訪問した際、室内に猫が8匹いても全く臭いを感じず、漆喰を塗った自然素材なではのクリーンな空気環境が保たれていました。

 

 

 

デメリット1.ひび割れのリスクが高い

最近の住宅に塗る場合はほとんどが下地に石こうボードを使います。

石こうボードは木材の柱などの部材に留まっています。

構造の木材や下地の木の材料がなんらかの加減で乾燥がすすみ縮んだりすると、すこーし動きます。

見た目ではわからないくらいの動きで下地が動いたりすると、表面の材料にまで影響が出ます。

漆喰もその影響を受けてしまいびひ割れを起こす可能性があります。

 

もしくは表面に塗った材料側が収縮したりして動いてしまいひび割れを起こすこともあります。

 

施工する際には当然そのようなひび割れが発生しないように施工はするのですが、発生してしまうリスクが高いというのは事実です。

 

 

デメリット2.塗り手によって仕上がりが変わる

塗る人によって表面の仕上がりが若干変わることがあるのを、「味」としてとらえるかデメリットとして捉えるかで答えが変わってしまうところではあります。

 

塗り壁(湿式工法)を選ばれる方でも、まるで機械が塗ったようなくらい綺麗な職人技を求められる方も居られるかもしれません。そのような方にはこの塗り手によって違うのは残念なポイントになってしまいます。

 

実際の現場では漆喰を塗る左官(さかん)屋さんと言われる職人の方は複数人のチームで塗られることが多いです。普通の人は塗り手の違いがわかることはあまりないかもしれません。

 

よくよーく見ると、わかるというような感じです。

 

既製品ではない良さ がこの仕上がりの違いなのでデメリットではなくメリットに感じる方が多くいることを願うばかりです

 

デメリット3.木と漆喰の接合部に隙間が空くことが多い

自然素材住宅の場合、漆喰と木の板を組み合わせて使うことが多いです。そうすると漆喰と木の接地部分が出てきます。漆喰を塗った直後は湿気がたくさんあるので木の接地部分も水分を含み少し膨らみます。

しかし、日が経って漆喰や木の乾燥が進むと木が少し縮みます。

そうすると木と漆喰の接合部に若干の隙間が空くことがあるのです。

 

自然素材を強調しない場合はその隙間にシリコンコーキングを入れてしまうことがあります。しかし、シリコンコーキングは経年変化で黄色に変色するので注意が必要です。漆喰は白いままですが、コーキングの部分だけが黄色になってします。

 

隙間はそのままにしてしまうか、1年後2年後に漆喰を隙間に詰め直してしまうことも可能です。手間はかかりますが綺麗になります。

 

 

 

デメリット4.安物のビニールクロスと比べ値段が高い

人の手で面を塗る漆喰と比べて、ビニールの大きなクロスを貼るのが安くなりそうだというのはなんとなくイメージしてもらえると思います。

「安物のビニールクロス」と表現したのは意味があります。ビニールクロスでも高いものはかなりお高いのです。

輸入ものやデザインが施されるものなどです。

 

物に寄っては人の手が塗る漆喰のほうが安い場合もあるのです。

 

 

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