健康住宅の落とし穴? 建材を「水溶性・脂溶性」で選ぶ重要性
2025/08/14
健康住宅や自然素材住宅と聞くと、「自然素材を使えば安心」と思う方も多いでしょう。
しかし、当社では、単に自然素材を使うだけでは不十分だと考えています。
私たちが重視しているのは、建材から揮発する成分が**「水に溶けるのか」「油に溶けるのか」**という性質です。
この記事では、その理由と実際の素材選びの基準を詳しく解説します。
ホルムアルデヒド規制と当社のスタンス
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ホルムアルデヒドは2003年から建築基準法で規制開始
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2001年までに厚生労働省が13物質の指針値を発表
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当社ではこれらの数値を唯一の安全基準とはしていない
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ホルムアルデヒドは少ないほうが良いが、シックハウス症候群との直接的な因果関係はないと判断
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「水溶性」と「脂溶性」で素材を見極める理由
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室内の建材から揮発する成分の性質に注目
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水に溶ける(水溶性)成分は比較的安全性が高い
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油に溶ける(脂溶性)成分は体内に蓄積しやすく注意が必要
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石油由来の素材はほとんどが脂溶性 → 内装材としては使用しない方針
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弊社が使わない建材の例
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プラスチック製キャビネット
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接着剤やウレタンで固めたドア・棚板
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化学塗料を使用した部材
※一見木製に見えても、中身が化学建材で固められている場合は不採用 -
自然素材の木材も選別が必要
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自然素材の木材でも脂溶性成分を含む場合がある
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種類や部位によって使用範囲を限定
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香りや見た目だけでなく、化学的な性質まで考慮
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まとめ:自然素材住宅は「素材の性質」を見極めてこそ本物
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「自然素材=安全」という思い込みは危険
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揮発成分の性質(水溶性・脂溶性)で建材を選ぶことが重要
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当社の無添加住宅は、この基準に基づき素材を厳選
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安全で快適な住まいは、見た目や流行ではなく、科学的根拠に基づいた選択から生まれる
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あなたの家、本当に安全ですか?
快適に暮らしたい、健康的に住まいたい方のはお気軽にお問合せください。
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有限会社MKCS
兵庫県宝塚市野上1丁目1−8 3F
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宝塚市で自然素材を用いた施工
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